痛み

 私は武術や身体における動きの質を向上させる稽古(けいこ)において、肉体にあえて「痛みをあたえる」必要を感じた事がありません。

 未熟なうちは痛みを与える側にならくても、あるいは受ける側にならくても、やるべき事はいくらでもあります。
 また、上達してくると相手に痛みを与えずに技が掛かるようになってゆきます。
 「痛い」と感じさせてしまった個所には、ムダな力が滞(とどこお)っているのです。


 もちろん、乱捕り(らんどり)のような稽古をはじめ、場面場面で痛みが生じてしまう場面がとうぜんありますが、それは私をふくめたそこにいる誰かが、必ず未熟(みじゅく)だからです。


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方条瞬刻

Author:方条瞬刻
■ カルチャー学校講師や身体講座の企画を行っています。 
■ 「動きにおける根本原理の組み替え」に主眼を置いた、【源運動/源武術】の概念を提唱し、武術や身体動作を研究しています。 
■ 松聲館・甲野善紀先生、半身動作研究会・中島章夫先生の術理を研究。 
■ 定期的に中島先生を講師にお招きし、東京都中央区にて「甲野善紀の術理史」という稽古会を開催中。 
ほびっと村学校講座「りきみをぬく」-日常・運動に役立つ脱力法-講師。

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