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蹴る

 ひとは通常、自分の中に「足場(あしば)」を作り、それを蹴(け)って動こうとしています。
 たとえば、パンチなど腕をすばやく振(ふ)り出す動きのときに、胸や肩をいちど固めて、それを腕が「蹴る」ようにして体を使っているのです。


 この固めた部分が「足場」であり、同時に「力み」です。

 私たちの行っている体の使いかたは、この「足場」をいかに解体(かいたい)するかに、知恵と工夫を注いでいます。


 そしてこの「足場」は、心の中にも存在します。

 「やるぞ」という意気込み、「うまくやりたい」という気負い・欲望などを心の「足場」にして、行動へと気持ちを「蹴り出して」いるのです。
 私は一般的な「心の働(はたら)き」の中にこの様な構造を見ており、武術的な観点から改善の必要性を感じています。

 たとえばそれが「緊張」となり、人間のほんらい持っている能力を制限するからです。

 心の「足場」も、解体しなければなりません。


 「緊張とは心の力み」という私の持論(じろん)には、このような理由がふくまれています。


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 「緊張とは心の力み」という私の持論(じろん)には、このような理由がふくまれています。 (おわり)
07-11 20:39

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tag : 源武術 源運動 稽古法 上達の秘訣 術理解説 脱力術 根本原理の組み替え 相を変えない 源運動/源武術の標語

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方条瞬刻

Author:方条瞬刻
■ カルチャー学校講師や身体講座の企画を行っています。 
■ 「動きにおける根本原理の組み替え」に主眼を置いた、【源運動/源武術】の概念を提唱し、武術や身体動作を研究しています。 
■ 松聲館・甲野善紀先生、半身動作研究会・中島章夫先生の術理を研究。 
■ 定期的に中島先生を講師にお招きし、東京都中央区にて「甲野善紀の術理史」という稽古会を開催中。 
ほびっと村学校講座「りきみをぬく」-日常・運動に役立つ脱力法-講師。

(お問い合わせ、ご感想など)連絡アドレス
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