除脚・16(変換効率)

 これにより分かってきたことは、同じ「蹴(け)らない」動きの中でも、その質にはずいぶんと違いが現れるということです。

 「重力」を「動力」として取り出す際の、「変換効率(へんかんこうりつ)」の違いです。
 そしてその違いは、動く以前の「立ち姿」から始まっています。


 立つために「支(ささ)える」筋肉を多く使うほど、それが移動における「ブレーキ」となるからです。
 実はその人が生み出した動力・距離・速度は、「支え」による損失(そんしつ)を経由したうえでの「結果」なのです。


 かんたんに言うと、たとえば体を前傾(ぜんけい)させ蹴(け)らずに歩こうとしたとき、より多く体を傾(かたむ)けなければならなくなる、ということです。
 逆にいうと、立ち方の力が抜けるほどに、体を前に傾けねばならない角度は緩(ゆる)やかになります。

 通常の歩行ていどでしたら、からだの内部では「傾ける」歩き方の手続きをおこなっていても、傾けているようにすら見えなくなります。


 (つづく)


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方条瞬刻

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■ 「動きにおける根本原理の組み替え」に主眼を置いた、【源運動/源武術】の概念を提唱し、武術や身体動作を研究しています。 
■ 松聲館・甲野善紀先生、半身動作研究会・中島章夫先生の術理を研究。 
■ 定期的に中島先生を講師にお招きし、東京都中央区にて「甲野善紀の術理史」という稽古会を開催中。 
ほびっと村学校講座「りきみをぬく」-日常・運動に役立つ脱力法-講師。

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