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「拳のキャッチボール」

  先週「拳のキャッチボール」という稽古法を思いつきました。
 これはどういう練習かというと、まず拳を軽くにぎり、空中でパンチをする様な動作をしてもらいます。
 力をぬいて、ほどよい速度で拳を前に振り出すていどです。

 受ける人には、軽く手を開いて、目の前に差し出しておいてもらいます。キャッチボールで、ボールを受け取る時の様なかまえです。

 その手のひらに向かって、軽くパンチを当てます。
 ここで大切な点は、「ひとりで素振りした時と、同じ動きができること」「相手のてのひらを意識せず、「通過するように」拳を出すこと」です。

 拳を受けるひとは、「こぶしの重さを受け止めず、抵抗をしない」「空中につるされた布のように、拳をやわらかく包み込む」ことを心がけます。

 このとき確認したいのは、「何もない所でこぶしを振りだした時」と、「構えた相手の手に向かってこぶしを当てにいった時」に、自分のうごきや心にどのような違いがあったか、ということです。

 「相手はなにも抵抗をせずに、やわらかく受けてくれる」と分かっていても、ひとはムダに力んでしまったり、緊張したり、体ごとつんのめったりしてしまう物なのです。

 それを練習の中で少しづつ解消できたとき、「力まない体」として、ひとつ前進できたことになります。

 受けるひとも、同様に緊張したり、ムダに力が入ったりして、拳を止めてしまおうとしないように心がけます。
 このような練習を、二人ひと組で交互におこなうので、「拳のキャッチボール」と名付けてみました。

 参加者の皆さんが馴れてきたら、「キャッチボール」のテンポをどんどん上げてみたり、逆にゆっくりにしてみたりと、色々と応用も行ってみようと思います。


 来週の講座「りきみをぬく」で初披露してみようと思います。
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テーマ : 心と身体の健康と運動・武術・武道
ジャンル : 心と身体

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プロフィール

方条遼雨

Author:方条遼雨
■ カルチャー学校講師や身体講座の企画を行っています。 
■ 「動きにおける根本原理の組み替え」に主眼を置いた、【玄運動/玄武術】の概念を提唱し、武術や身体動作を研究しています。 
■ 松聲館・甲野善紀先生、動作術の会・中島章夫先生のアシスタントなども。 
ほびっと村学校講座「りきみをぬく」-日常・運動に役立つ脱力法-講師。

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