りきみをぬく体操(2013.4/20ツイッターより)
※以下、2013.4/20ツイッター(https://twitter.com/HoujouTomonori)内容を転載したものです。
「りきみをぬく体操」というのを、今思い付いた。
これは、もともと稽古仲間や自分の講座でアドバイスする際に用いていた動きを元にしています。
これからご紹介する最初の動きは、私と何度も稽古したことのある方は一度はやった事があるはずです。
それほど珍しい動きではありません。
【1】(最も単純な動き)
1、息を吸いながら、両肩を上に引き上げます。
2、息を吐くと同時に力を抜き、両肩を重力にまかせて落とします。
これだけです。
ポイントは両肩を落とすとき、自然落下に近い状態で落とせるかどうかです。
両肩周辺の筋力で、肩を下方向へ「降ろす」のではない、という事です。
うまく「落とせ」ると、肩は、骨や筋などの体の自然な構造に引っかかるようにして止まります。
落ち切ったとき、肩の内部で、「こつん」とした手応えを感じます。
一方、力みが残っていたり、「降ろし」になってしまった場合、じわじわと下降するので落ち切ったときとのメリハリがありません。
うまく行かなければ、何度か試してみてください。
うまく落ち切ったときの肩の状態が、今あなたにできる理想の脱力状態です。
この肩の状態を保ったまま動くことができるかどうかが、初期の関門であり、稽古課題のひとつです。
更に、自分に敵意がある人と向き合ったり、強い力で腕をつかまれたりした時にも、この肩の状態を保ち続けることができた時、「術」になります。
講座では、この動きを実演します。
だいたい講座の最初の方に、参加者全員に片っ端から受けてもらっています。
座った危険のない状態で、受ける方の体力に合わせ、とにかくまず「体感」していただいています。
このような動きでもっとも重要なのは、体の中にある「原理」で、「形」ではありません。
ゆえに、私の提唱する武術のあり方を「原理武術」と呼んでいます。
武術に限らず、体全般の動きを指す場合、「原理運動」と呼ぶことにします。
このような動きは根本的な部分の話なので、「体をうごかす」全ての事に共通します。
力む癖で疲れてしまう70代の男性、日常の動きを改善したい主婦、スポーツインストラクター、音楽家、武術家の方など、様々な分野の方が、私の講座では同じ場所で同じ稽古をしています。
本日の睡眠時間が取れないほど忙しいのに、書いていたらまた長くなってしまった。
簡単に続きをご説明します。
【2】
1、息を吸いながら両拳(こぶし)を握りしめ、両腕に力を入れます。
2、息を吐くと同時に、力を抜きます。
【3】
1、床に仰向け(あおむけ)に寝ます。
2、息を吸いながら全身に力を入れたあと、息を吐くと同時に力を抜きます。
もう少し詳しい説明や、二人一組の体操は、後日あらためて説明しようと思います。
【1】の体操は、長時間デスクワークをする方など、定期的に行ってみて下さい。
さっそく、本日4/20の講座(http://hojos.blog135.fc2.com/blog-entry-192.html)
で、準備体操がわりに行ってみようかと思います。
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「りきみをぬく体操」というのを、今思い付いた。
これは、もともと稽古仲間や自分の講座でアドバイスする際に用いていた動きを元にしています。
これからご紹介する最初の動きは、私と何度も稽古したことのある方は一度はやった事があるはずです。
それほど珍しい動きではありません。
【1】(最も単純な動き)
1、息を吸いながら、両肩を上に引き上げます。
2、息を吐くと同時に力を抜き、両肩を重力にまかせて落とします。
これだけです。
ポイントは両肩を落とすとき、自然落下に近い状態で落とせるかどうかです。
両肩周辺の筋力で、肩を下方向へ「降ろす」のではない、という事です。
うまく「落とせ」ると、肩は、骨や筋などの体の自然な構造に引っかかるようにして止まります。
落ち切ったとき、肩の内部で、「こつん」とした手応えを感じます。
一方、力みが残っていたり、「降ろし」になってしまった場合、じわじわと下降するので落ち切ったときとのメリハリがありません。
うまく行かなければ、何度か試してみてください。
うまく落ち切ったときの肩の状態が、今あなたにできる理想の脱力状態です。
この肩の状態を保ったまま動くことができるかどうかが、初期の関門であり、稽古課題のひとつです。
更に、自分に敵意がある人と向き合ったり、強い力で腕をつかまれたりした時にも、この肩の状態を保ち続けることができた時、「術」になります。
講座では、この動きを実演します。
だいたい講座の最初の方に、参加者全員に片っ端から受けてもらっています。
座った危険のない状態で、受ける方の体力に合わせ、とにかくまず「体感」していただいています。
このような動きでもっとも重要なのは、体の中にある「原理」で、「形」ではありません。
ゆえに、私の提唱する武術のあり方を「原理武術」と呼んでいます。
武術に限らず、体全般の動きを指す場合、「原理運動」と呼ぶことにします。
このような動きは根本的な部分の話なので、「体をうごかす」全ての事に共通します。
力む癖で疲れてしまう70代の男性、日常の動きを改善したい主婦、スポーツインストラクター、音楽家、武術家の方など、様々な分野の方が、私の講座では同じ場所で同じ稽古をしています。
本日の睡眠時間が取れないほど忙しいのに、書いていたらまた長くなってしまった。
簡単に続きをご説明します。
【2】
1、息を吸いながら両拳(こぶし)を握りしめ、両腕に力を入れます。
2、息を吐くと同時に、力を抜きます。
【3】
1、床に仰向け(あおむけ)に寝ます。
2、息を吸いながら全身に力を入れたあと、息を吐くと同時に力を抜きます。
もう少し詳しい説明や、二人一組の体操は、後日あらためて説明しようと思います。
【1】の体操は、長時間デスクワークをする方など、定期的に行ってみて下さい。
さっそく、本日4/20の講座(http://hojos.blog135.fc2.com/blog-entry-192.html)
で、準備体操がわりに行ってみようかと思います。
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