サイラスさんのレポート
8月25日に、私と共同で講座(「身想心海」)
を行うサイラスさんが、自身のブログにて人体解剖実習のレポートを掲載している。
http://k53333335.blog.fc2.com/blog-category-11.html
サイラスさんは、講座の紹介文にもある通り、某国立大学の医学部に通っている。
レポートは、実習を行っていた当時、彼のミクシーページに掲載されていた物である。文末には、現在の彼から見た俯瞰的コメントが新たに追加されている。
当時の衝撃を思い出す。
私は確か、「とても貴重で、誰もが読むべきレポート」とコメントしていた気がする。
その思いは、今も変わらない。
まともな神経をしている人ならば、読めば大なり小なり気持ちが悪くなる。
当然だ。人体を解体して行く様を時系列順に記しているのだから。
「気持ちが悪い」。
人がそう感じるのは、紛れもない事実である。
そうして取り出された、「気持ちが悪い」部品によって、我々が形作られ、生かされている事もまた真実なのだ。
人は、そんな「死体を切り刻む」という非日常行為に初めて身を置くと、どの様な反応を示すのか?
そこで描かれる当時のサイラスさんの心の動きや、周りの実習生達の反応には、予想では決して思い描けない生々しさがある。
人という生き物は、いったい何を有しているのか?
このレポートは、そんな真実を突き付ける。
この体験を外部の人と分かち合おうと考えた事自体に、サイラスさんの真っ当さと特異性がよく現れている。
今回の日記やサイラスさんのレポートに対応するような考えを、私は以前記していたことを思い出した。
宜しかったら併せてご覧いただければ、と思う。
・「人の業(ごう)について」
http://hojos.blog135.fc2.com/blog-entry-36.html
を行うサイラスさんが、自身のブログにて人体解剖実習のレポートを掲載している。
http://k53333335.blog.fc2.com/blog-category-11.html
サイラスさんは、講座の紹介文にもある通り、某国立大学の医学部に通っている。
レポートは、実習を行っていた当時、彼のミクシーページに掲載されていた物である。文末には、現在の彼から見た俯瞰的コメントが新たに追加されている。
当時の衝撃を思い出す。
私は確か、「とても貴重で、誰もが読むべきレポート」とコメントしていた気がする。
その思いは、今も変わらない。
まともな神経をしている人ならば、読めば大なり小なり気持ちが悪くなる。
当然だ。人体を解体して行く様を時系列順に記しているのだから。
「気持ちが悪い」。
人がそう感じるのは、紛れもない事実である。
そうして取り出された、「気持ちが悪い」部品によって、我々が形作られ、生かされている事もまた真実なのだ。
人は、そんな「死体を切り刻む」という非日常行為に初めて身を置くと、どの様な反応を示すのか?
そこで描かれる当時のサイラスさんの心の動きや、周りの実習生達の反応には、予想では決して思い描けない生々しさがある。
人という生き物は、いったい何を有しているのか?
このレポートは、そんな真実を突き付ける。
この体験を外部の人と分かち合おうと考えた事自体に、サイラスさんの真っ当さと特異性がよく現れている。
今回の日記やサイラスさんのレポートに対応するような考えを、私は以前記していたことを思い出した。
宜しかったら併せてご覧いただければ、と思う。
・「人の業(ごう)について」
http://hojos.blog135.fc2.com/blog-entry-36.html
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暴力事件
先日、稽古仲間のたいさんから「盗撮犯を捕まえた」という話を聞いた。
その顛末は、たいさんの日記に詳しい。
私はその話を聞いたとき、「武術に関わった人間が実際それを活かす機会なんて、きっと一生に一度あるかどうかだよね。」といった内容を、冗談混じりに話していたと思う。
それから一週間と立たぬうち、私の乗っている電車の同車両で暴力事件が起きた。
金曜、つまり日付的には一昨日の事である。
サイラスさんと25日に行う予定の講座の打ち合わせをし、別れた後の帰路だった。
たいさんはおかしな物も含めて色々と縁のある稽古人で、私の枕が寝ている間に崩壊し腰を寝違えた時、彼はぎっくり腰にかかったりもしている。
これも縁なのかも知れない。
よく考えると、先月甲野先生とお話していた時も、先生が「近くでトラブルがあったら放っておく訳にも行かない」といった事を仰られた時、私はたいさんの時と同様の軽口を叩いていた事を思い出した。
自身の軽口が帰って来たのだろうか?
私は運命論者ではないので、その辺りは保留しておき、とにかくその様な事が起こった。
この時、色々な発見があったので、機会あれば後日その辺りを書いてみたい。
その顛末は、たいさんの日記に詳しい。
私はその話を聞いたとき、「武術に関わった人間が実際それを活かす機会なんて、きっと一生に一度あるかどうかだよね。」といった内容を、冗談混じりに話していたと思う。
それから一週間と立たぬうち、私の乗っている電車の同車両で暴力事件が起きた。
金曜、つまり日付的には一昨日の事である。
サイラスさんと25日に行う予定の講座の打ち合わせをし、別れた後の帰路だった。
たいさんはおかしな物も含めて色々と縁のある稽古人で、私の枕が寝ている間に崩壊し腰を寝違えた時、彼はぎっくり腰にかかったりもしている。
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自身の軽口が帰って来たのだろうか?
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この時、色々な発見があったので、機会あれば後日その辺りを書いてみたい。